「試験日程まで時間がない!でも、まだまだ暗記しなきゃいけないことが多すぎる!」
そんな経験ありますよね?私ももちろん経験があります。
普段勉強していない人が一夜漬けをする場合はもちろん、日々コツコツ勉強している勉強家の人でも、試験前はこのような不安を持ってしまうものです。
今回の記事では、そんな勉強時間が足りないときに『短時間で可能な限り暗記できるコツ』を書こうと思います。
どこを暗記すべき?まずは状況判断
例えば、勉強しなければならない事柄が1から100まであったとします。
勉強時間とその量が合わないときに、また1から100までやるのは、短期間での勉強としてはふさわしくないです。
ここで大事なのは取捨選択、つまり「今勉強すべき事柄は何か」を改めて確認することが大事になっていきます。
「苦手なところを勉強し克服しておく」のか「特異なところをさらに伸ばし高得点を狙う」のか、といった自分の実力、戦略にあった作戦を練る必要がありますね。
そのためにも、まずは状況判断が必要となります。
自分に足りないことや目標、テストの日程、時間等から勉強すべきことを上手に見極めましょう。
短時間しかないなら適当はダメ!正しいヤマの張り方
上述は「取捨選択」とかっこよく言いましたが、要は「ヤマを張る」ということです。
ヤマを張るというと、一夜漬けなどの最終手段や勉強していない人が良くやる手段のようにも思われます。
実際、ヤマを張るとは「リスクの大きい賭けの勝負に出る」という意味合いがありますね。
しかし、正しくヤマを張れば短期間で大きな結果を得ることができます。
今回は、実際に私が実践し、成功したヤマの張り方を簡単に説明します。
第1に予備校などで出している参考書や専門書によって、勉強することが挙げられます。
やはり、専門家の分析は参考になります。頻出範囲をメインに勉強することが近道になります。
第2に、特に学校のテスト対策となりますが、授業を頼りにする方法があります。
学校の先生もテストに関係がある場所には力を入れますし、無関係なところを熱心に教える人はあまりいません(たまに自分の好きな分野だけをする人ももちろんいますが…)。
先生の言動(発言・板書など)からテストに出るところを推測するという方法もありますよ。
自分で考えることの効用!
「覚える」というのは単純作業になります。
単純作業は大半の人にとってつまらないもので長続きさせるには、それなりの精神力が必要になりますね。
だからこそ、何かしらの工夫が必要です。
それが、「考える」ことです。
例えば、歴史の年号を覚えるのは暗記の典型例といえますが、これも単純に覚えていくだけでは効率が悪いです。
それよりも自分なりの年号を考えることが暗記への近道につながりますよ。
暗記するためには読むよりも解くべし!
これは、考えることにもつながりますが、単純に参考書を読むだけでは、あまり暗記につながりにくいというのが私の実感です。
それよりも、多くの問題を解く中で、覚えていくことを私は勧めます。
これは特に暗記科目とは呼ばれにくい数学や物理など理系科目で効果的な方法だと思っています。
ここで、実際に私の見たケースを一つ紹介します。
数学が苦手な同級生がいましたが、彼は公式を丸暗記しようとノートにひたすら公式を書き写していました。
復習に関しても、先生や教科書などが示した解答例をそのまま書き写すだけの「作業」をしていました。
あえて「作業」といったのは、これでは本当の意味での公式の暗記にはつながらないからです。
事実彼はテストの点も良くありませんでした。
自分の解答と解答例を照らし合わせ、「ここはどうしてこうなるんだろう」「この式が省略されていないか」といったことを「考えながら」問題を復習をすると、自分の記憶に残りやすく、公式等の暗記につながりやすいと私は思っています。
暗記のコツ-まとめ-
どんなに時間がなくとも、冷静に状況分析することは重要です。
そして、やはり勉強の王道である「考える」「解く」という道を通るのが結局は一番の近道なのではないでしょうか。
その上で、記事の通り正しくヤマを張るといった色んなテクニックを利用し、暗記量を増やし、短時間の勉強で大きな結果を出しましょう。