「生活環境が変わって、今のパートの給料だけじゃやっていけない…」
「仕事量が減って勤務時間も給料も少なくなってしまった。」
など、パートを掛け持ちしたくなる理由は様々ですね。
かくいう私も、こっそり掛け持ちでアルバイトをしています。
昼は経理や労務担当の事務員として働き、夜は飲食店で数時間アルバイトをしています。
そこで今回は、そんな私が、パートを掛け持ちする場合の3つの注意点を教えますね。
パートでも就業規則を確認する!
まずはじめに、本業としている会社の就業規則を確認して下さい。
法律的にパートの掛け持ちは問題ありませんが、就業規則で禁止されていることがあります。
掛け持ちに罰則がついている場合もあるかも知れません。
その場合、辞める覚悟で掛け持ちしなければならなくなりますよね。
私の場合正社員ですが、就業規則に掛け持ち禁止の条項はありません。
かといって、堂々とアルバイトをする訳にはいきませんので、いろいろ気を使っていますよ。
掛け持ち禁止の就業規則がある会社に勤めている方で、接客業など人目に触れるアルバイトをしようと思っている人は、会社の人に見られないよう細心の注意を払わなければならないので大変ですよ。
どんなアルバイトをするのか、もしも見つかってしまったら…など、ちゃんと検討して下さいね。
掛け持ちでもらったお給料も申告が必要!
次に気を付けなければならないのが、税金のことです。
2か所以上で仕事をしている場合、年末調整はどちらか一方でしか受けられません。多くの方は本業の会社で受ける事と思います。
では、副業でもらった分はというと、自分で確定申告をしなければなりません。
面倒だからと申告しないでいると、課税対象の場合は通知がきてしまいますから、時期が来たらちゃんと申請しましょう。
手続きについてですが、まず本業の会社からもらった源泉徴収票と掛け持ちの会社からもらった源泉徴収票を用意します。
それを持って税務署へ行くのですが、PCからも申告できるのでこちらをお勧めします。
時期は2月中旬から1か月間ほどで、その頃になると確定申告書作成の特設HPが開設されますから、そこで案内に従って入力すればあっという間に申告書ができあがりますよ。
電子申請もできるのですが手続きが必要な為、私は申告書をプリントアウトして郵送しています。
申告書には払うべき納税額も書いてあるので、銀行または税務署で納付書をもらい金額を記入して納税します。
けっこう簡単にできるので、時期が来たら国税庁のHPをのぞいてみてくださいね。
パートの掛け持ちには体力が必要!
3つ目は、私が身をもって感じたことです。
掛け持ちには体力も精神力も必要なんです。
私の場合、昼間8時間働いて、家に帰って少しだけ仮眠。夜は9時から大体12時くらいまで働きます。次の日は6時には起きて出勤の用意…
もう心も体もボロボロです。「なんでこんなに辛い思いして働かなきゃないの…」「何のために生きてるの…」と、精神がやられます。ほんとに。
それから仕事中にもものすごい眠気に襲われます。文字を書きながら落ちてしまうことなんてしょっちゅうです。
会社に迷惑をかける以前に、自分の体調管理ができなくなるし、生活リズムが崩れていきますから掛け持ちする際はまず自分の体力と相談して、無理のないようにしてくださいね。
パートを掛け持ちするときの注意点-まとめ-
1. 就業規則で掛け持ち禁止でないかを確認
2. 会社で年末調整をしてもらっても、自分で確定申告が必要
3. 掛け持ちするならまず精神力と体力が大事
私が掛け持ちを始めた当初はやる気満々で週5回くらいアルバイトをしていました。
稼げるのはうれしいのですが、それよりも体力と精神力が追い付かず、今では週2回まで減らしました。
みなさんも、掛け持ちする時はメリットデメリットがあることに注意して、無理ないスケジュールを組んでくださいね。
くれぐれも体を壊しませんように。