「まだ出産予定日になっていないのに、お腹に痛みがある…。」と感じたのに、痛みが治まってしまったという経験がある妊婦さん、それは「前駆陣痛」の症状かもしれません。
出産予定日が迫ると、特に初めての出産のお母さんは、少しの痛みでも敏感に反応してしまいますよね。
今回は本陣痛と間違えやすい、「前駆陣痛」についてご説明します。前駆陣痛の症状や期間について知っておくと、落ち着いて対処することができますよ。
ぜひ出産準備の知識として知っておいてくださいね。
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前駆陣痛の症状
出産が近くなってきたママは、「前駆陣痛」という言葉を産院やインターネットの情報などで知るのではないでしょうか。
前駆陣痛とは、実は、出産につながる本陣痛とは違うものなのです。
前駆陣痛は、本陣痛の予行練習と言われているもので、出産が近くなっているサインでもあるのですよ。
ではその前駆陣痛とはどのような症状なのでしょうか。
前駆陣痛の痛みの感じ方は、個人差があります。しかし、多くの妊婦さんの体験談によると、生理痛のような鈍い痛みの感じ方という方が多いそうです。他にも、「お腹が少し張った感じ」や「きゅーと締め付けられる感じ」という方も見えるようです。
ちなみに私は前駆陣痛のような症状はありませんでした。お腹が貼るような症状もあまりなかったのです。
私のように前駆陣痛の症状が起こらない妊婦さんもいらっしゃるようですよ。
前駆陣痛と本陣痛の見分け方
前駆陣痛が起きた際には、最初は、本陣痛かわかりませんよね。
本陣痛は、規則的な間隔で痛みが起こり、20分、15分、10分とだんだんと間隔が短くなっていきます。
そして、痛みの強さも増していきます。
本陣痛と違う一番の特徴は、痛みが規則的な間隔ではないところです。しばらく安静にしていると痛みは治まっていきますよ。また痛みの強さにも個人差がありますが、本陣痛よりは弱いようです。
陣痛の間隔を時計で図っていると忘れてしまいますよね。そんな時は、陣痛の間隔を図ることのできるアプリがありますので、活用してみてくださいね。
痛みが起こるときと、治ったときにボタンを押すだけなので簡単に記録でき、一目でわかります。
前駆陣痛から出産までの期間
前駆陣痛は36から40週頃の臨月に起こるとされています。
一般的に多いケースは、前駆陣痛が起こり、その後おしるしになり、出産に至るケースです。
おしるしとは、おりものの一種で、少量の出血がまじります。おしるしがあると、出産まで3日もしくは当日というケースが多いようですよ。
前駆陣痛の症状がでてくると、いよいよ出産が近いというサインなので、心の準備をしておきましょう。
また、先ほども言いましたが、私のように前駆陣痛の症状がない人もいますので、前駆陣痛がなくても、いきなり本陣痛がくる場合もありますよ。
夜中の前駆陣痛の乗り越え方
前駆陣痛は同じ時間帯に感じることが多いと言われています。そして、多くの妊婦さんが夜中に前駆陣痛を感じるそうです。
毎回夜中に起きると大変ですよね。ただでさえ、大きなお腹で息苦しく寝つきが悪くなる妊婦さんは多いですもんね。
夜中に前駆陣痛が起こったら、深く呼吸をしてリラックスをしてください。焦らないことが大切ですよ。
また、前駆陣痛は軽い子宮収縮の症状なので、赤ちゃんも前駆陣痛にびっくりしているかもしれません。お腹を優しく触ってあげて、たくさん酸素を送ってあげて下さいね。
前駆陣痛もふまえて、出産はお母さんだけではなく、赤ちゃんも苦しいのです。
お母さんが不安な気持ちになると、お腹の中の赤ちゃんまでも不安な気持ちになってしまいます。
どうか「赤ちゃんと一緒に頑張る」という気持ちで、出産までの時間を穏やかに過ごしてくださいね。