「うちの子って今、何で移動しているんだろう?」「これってどういう状態?」
赤ちゃんの移動方法って案外わかりにくいですよね。
でも「ズリバイができるようになったんだ」「ハイハイまでできているのね」と成長を認めて一緒に喜びたい気持ちもあると思います。そして早く母子手帳に書きたいですよね!
そこで今回は、「これで喜んで書いていいのかしら?」と迷っているあなたへ、『ハイハイとずりばいの違い』をチェックリストにまとめてみました。
部位毎に細かく分類したので見ていきましょう。
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ハイハイとずりばいの違い①膝の状態
移動中のお子さんの膝を見てください。曲がっていますか?
大人の立膝のような状態になっていれば、それはハイハイです。
膝が曲がっていなくて、伸びている状態であれば、それはズリバイです。
ハイハイとずりばいの違い②腕の動き
手のひらを床について突っ張り、上体を浮かすことができていますか?
これはハイハイでもズリバイでもできていると思います。
突っ張らずに左右に大きく広げて、床から浮かし、胸で着地している状態を「飛行機」なんて言ったりもしますね。
筋肉が成長してきて、もう少しで寝返り以外の移動を始める合図だったりもします。
この「飛行機ブーン」がかわいいんですよね。
我が子は顔も必死だったので、やりだすとおかしくてよく笑ったものです。足も浮かしてバタバタして、まるで泳いでいるようなポーズの写真も残っています。見返すとほっこりしますね。
ズリバイの腕の動きは、手のひらから肘までの腕が床に着いているのが特徴です。
手を横にして、手のひらの側面を床に着く状態のこともありますよ。
両手同時だったり、片方ずつだったり動かし方はその子によりますが、腕の広い範囲を使って体を支え、引き寄せたりする動きになります。
ハイハイは手のひらを床に着きます。片方ずつ、歩行中の足の様に動かします。
片手で体を支え、もう片手を前に出し進んでいくので、腕と手のひらにしっかり力が付いたことが分かります。
バランス感覚も大事ですね。
ハイハイとずりばいの違い③おなかの状態
次におなかの状態を確認しましょう。
上記のように膝と腕がどうなっているかで、できるポーズは決まっています。
ズリバイでは、膝は曲がっておらず、手から肘までの腕の長い部分が地面に着いていますので、おなかも地面に着いています。
ほふく前進のポーズというとわかりやすいでしょうか。
うつ伏せよりも、腕で上体を起こし、胸の辺りが浮く形になります。
ハイハイでは、膝が曲がり、手のひらを床に着くので、おなかは床から浮いています。
よくお父さんが子供を背中に乗せてお馬さんなんてやりますが、あの状態ですね。
横から見るとコレ→「orz」ですね。
ハイハイとずりばいの違い④足の動き
ズリバイの足の動きは、足の裏や側面を使って床をよじ登ろうとする様な動きです。スパイダーマンが壁を登る時の足ですね。
下に蹴る様に動かし、体を前に進めます。
ハイハイでは、しっかり膝を立てていますので、膝ごと持ち上げ、左右交互に前に動かします。
腕の動きと同様に、片方の足で体を支え、片方の足が浮いて前に動くという状態になりますね。
ズリバイからハイハイへの成長過程は?
王道は「寝返り」→「ズリバイ」→「ハイハイ」です。
でも、すべての子に当てはまるわけではありません。
子育て支援センターなどで周りの子を見たり、よそのお母さんと話したりもしましたが、いろんなパターンがあります。
ずっとズリバイの子もいましたし、我が子はズリバイの後は、ハイハイじゃなくて先につかまり立ちをしていました。
参考までに我が子の例をあげますと、月齢は、寝返りは3か月になる3日前、ズリバイは6か月と12日、ハイハイは8ヶ月になる3日前にそれぞれ初めてやりました。
これは少し早いペースかもしれませんね。
うちは2月生まれですが、冬生まれの子は段々と成長につれて服装も軽くなるので、動きやすいのか早い子が多かったです。
本当にいろんなパターンがあるので、早い遅いはあまり気にしなくていいですよ。
ハイハイ&ズリバイの重要なポイント!
これらの移動手段は、腕の成長にとっても大事です。
立って歩くようになると、転ぶこともあります。その時、手がサッと出て体を支えることが重要です。
ハイハイはその為のトレーニングになるんですよ。
子育て支援センターの保育士さんの話だと、ハイハイの期間は長い方が良く、4ヶ月くらいはあると理想的だそうです。
立った子を「もう少しハイハイを頑張ってー」とわざと寝かせると言っていたお母さんもいました。
経験からして、4ヶ月ハイハイ期間のあった我が子はよく転びますが、今のところ顔に傷は作っていません。
しっかりと手が出ています。なので手のひらに血が滲んだことはありますけどね(笑)
ハイハイとズリバイの違い-まとめ-
ズリバイはほふく前進のポーズです。
膝は伸びて、腕は広く着き、おなかも床に着く。腕の力と足首より下で床を蹴り前に進みます。
ハイハイはお馬さんのポーズです。
膝を曲げ、手のひらを着き、おなかが浮く。腕と足を交互に、歩くように動かし、前に進みます。
ハイハイが始まると行動範囲も広がって、本当に目が離せなくなりますが、「赤ちゃん感」を感じられる最後の期間だと思います。
余談ですが、ズリバイはハイハイの一種という考えもあります。
ズリバイ、たかばい等ひっくるめてハイハイという分類ですね。なので、ズリバイでもハイハイレースには出られますよ。
我が家は、ズリバイの段階でエントリーし、開催日の頃にはハイハイになっていました。
ハイハイレースは超人気イベントですので、すぐに参加枠が埋まってしまいます。受付開始時間ちょうどに、エントリーボタンを押した思い出がありますが、その後数分で「締め切りました」表示になっていました。
でも思い出になりますのでぜひ参加してみてください。
短いハイハイ期間を親子で楽しんでくださいね。