赤ちゃんが寝返りを覚えると、うつぶせで寝てしまうことがあります。
うつぶせ寝が好きなお子さんも多いですよね。
そこで、「今までしていなかったけどいいのかな?」と疑問をお持ちの新米お母さんへ!
『あなたのお子さんの命に係わる知っておいてほしいこと』をまとめました。
これを読んで赤ちゃんをしっかり守りましょう!
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『乳幼児突然死症候群』とうつぶせ寝の関係
まずはうつぶせ寝と関係があるとされる『乳幼児突然死症候群』について説明していきます。
『Sudden Infant Death Syndrome-SIDS』という病気があります。
それまで元気ですくすく育っていた赤ちゃんが突然死亡する病気です。ここまで聞いただけで、恐ろしいですよね。
まずは特徴をあげます。
・1歳未満、特に4ヶ月~6ヶ月の赤ちゃんに発症しやすい。
・はっきりとした原因はまだわかっていない。
・ほとんど睡眠中に起こるが、事故ではなく病気である。
・うつぶせで寝かされていた赤ちゃんに発症頻度が高いことが調査でわかった。
・日本ではSIDSで年間150人程の赤ちゃんが亡くなっている。
このように書くと、「うつぶせ寝をするだけで危ない」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
うつぶせ寝と突然死発症のメカニズムの関係は詳しくは明らかになっていないそうです。
でも、欧米では仰向け寝を推奨するキャンペーンを実施したところ、SIDSの発症率が減ったそうです。
だからといって、仰向け寝をしたら絶対に発症しないということでもないそうですよ。
SIDSの予防のために
母子手帳にはこう書いてあります。
1.赤ちゃんを寝かせるときは、あお向け寝にしましょう。ただし、医学的な理由から医師がうつぶせ寝を勧める場合もあるので、このようなときは医師の指導をまもりましょう。
2.妊娠中や赤ちゃんの周囲では、たばこを吸ってはいけません。
3.できるだけ母乳で育てましょう。
この予防法は、妊娠中から産院の母親教室でも教わりました。
生まれる前からやるんですからとっても大事なことですね。
赤ちゃんがうつぶせで寝てしまったときに注意すること
まずは、ふわふわの物の上で寝かせないように注意しました。
柔らかいものは口と鼻を塞ぎ、窒息の危険があるので、寝室の布団はかたいものを使っています。
夜は私も一緒に寝ているので、泣けばいいですが、何かあった時に気づけないですからね...
生後半年くらいまでは、うつぶせで寝付いてしまった時は、仰向けに直していました。
でも起きるんじゃないかとヒヤヒヤでした...せっかく寝たのに、背中スイッチをわざわざ押しに行くようなもんですからね。
お昼寝はリビングで、常に姿が見える状態で寝させていました。
私が起きている時は、寝室で寝かせていても30分~1時間毎に様子を見に行ってましたよ。
生後半年を過ぎたら、わざわざ仰向けに直すのはやめました。
直しても直しても、すぐに元に戻るのでキリがないんです...
なので、周りに柔らかいクッションやタオルを置きっぱなしにしていないかだけ気を付けていました。
より動くようになっていたので、顔の近くにいかないように排除していましたね。
でも、動くようになった分、苦しい体制になったら自分でちゃんと元に戻るだろうとも考えていたので、この時期からけっこう適当だったと思います。
特に事故なく、健康で元気に育っていますよ。
うちの赤ちゃんもうつぶせ寝が好きでした!
うちの子は3ヶ月になる前に寝返りをやりだしたのですが、その頃からうつぶせ寝はけっこう好きなようでした。
うつ伏せの方が寝つきがよかったですね。
祖父や祖母のおなかの上でうつぶせになって、そのままお昼寝していたことを思い出します。
ほっぺが何かにくっつく感じがいいんですかね。その気持ちはわからなくはないです。安心感ありますもんね。
よだれの海ができてしまうのが辛かったですが...(笑)
1歳前後になると、うつぶせになって、さらにおしりを上げた状態で寝ていることが多かったです。
そういえば最近見なくなりました。うちの子は現在1歳8ヶ月です。
我が家ではそれを「土下座寝」と呼んでいました。この時のまんまるおしりがかわいいんですよね。
正しい知識を持ってうつぶせ寝をしている赤ちゃんを守ろう!
月齢が低い場合、睡眠中はできるだけ仰向けにしてあげた方が安心できます。
SIDSや窒息の予防になりますよ。
また、自分で動けるようになり、生後半年を過ぎた頃なら睡眠中の環境に注意してあげましょう。
お母さんが起きたタイミングで、口と鼻の周りにものがないか、呼吸はしっかりしているかを確認してあげるといいですよ。
悲しい話ですが、ファミリーサポート利用中、赤ちゃんがうつぶせで寝てしまい、泣いたけれど援助会員がその部屋から離れてしまって、結局その赤ちゃんが亡くなったという事故があったことを覚えています。
涙とよだれで濡れたお布団で窒息したなんて、考えただけで胸が苦しくなりますね。
お母さんの知識と注意力によって赤ちゃんをしっかりと守りましょう。