赤ちゃんが毎晩夜泣きをすると、もうどうしたらいいかわからなくなりますよね。
泣いていても「このままほったらかしにして眠ってしまいたい」と思うこともあるかもしれません。私も思ったことありますよ。
そこで、「本当に放置していいのか」という疑問にお答えするべく、『放置した方がいいケースと方法』について書きました。
この記事を読めば、今よりは穏やかな気持ちで夜を過ごせるようになるハズです。
虐待するよりは放置した方がマシ!
赤ちゃんの夜泣きが続くとお母さんはぐったりですよね。
夜は泣かれて寝られないし、昼間だって赤ちゃんのお世話に家事と、やることがてんこもりで休める時間は本当少しだけです。
そのクッタクタの状態で泣かれると「もう、なんなの!?どんだけ泣くの!?」と叫びたくなりますよね。
それが1回だけじゃなく何日も続くと「赤ちゃんの口を塞いでしまいたい...」なんて気持ちになってしまう可能性も0ではないと思います。
普段はそんな恐ろしいことを考えることすらできませんが、夜泣きってそういう嫌な空気になりやすいんですよね。
私も「あ~もぅ、眠い!うるさい!」って実際言っていました。友達も「自分でもびっくりするくらい口悪くなっちゃう」って言っていましたよ。それだけ睡眠って大事ですし、夜泣きってイライラさせますよね。
そんなことが少しでも頭をよぎったら、赤ちゃんから離れて放置していいです。
他の部屋に移動して、赤ちゃんを守ってください。
5分、10分泣いたくらいじゃ赤ちゃんは死にません。大丈夫ですよ。
それよりも側にいてイライラが大きくなって、赤ちゃんを抱き上げて揺さぶったりしてしまう方が危ないです。
揺さぶられ症候群といって、赤ちゃんの頭がガクンガクンと激しく揺れる程の衝撃を与えてしまうと、脳内出血が起こってしまいます。くも膜下出血や脳挫傷に繋がりますよ。最悪の場合は死に至ることもありますので、絶対に小さな赤ちゃんを揺さぶってはいけません。
「放置」ではなく「眠るのを見守る」ならOK!
「放置」というと、『完全なほったらかしでしらんぷり』という印象になりがちですが、抱き上げないという放置もあります。
だっこをしてしまうとねんねモードが薄らいでしまい、おめめぱっちりになってしまう子もいます。体を起こすよりは、布団の上にゴロンの状態をキープした方が再入眠しやすいという考え方です。
自分も起き上がって抱き上げると、お母さん自身もしんどいですよね。実際、私もどれだけ布団から出ずに対応できるか、横着なことばかりしていました。布団被ったままオムツ替えたり、添乳したりですね。
おなかも満たされててオムツもキレイで体感温度の不快も無ければ、泣いている状態を少し観察してみるのもいいですよ。だっこせず、寝かせたままにして「自分自身でもう一度眠れるかな」って見守ってあげるのです。
泣き止まなければ、寝かせたままトントンしてあげつつ見守ります。これなら自分も起き上がらなくていいので「眠いのに~」というイライラは多少減りますよね。
中には「泣き止ませられなくて、私ってダメなお母さんだ…」って思ってしまう方もいると思います。
でも、放置ではなく見守っているので、自分への罪悪感も少なくなると思います。トントンしているうちに泣き疲れて寝てくれればそれでOKです。泣き疲れさすことは別に悪いことではないですよ。翌日「自分で眠れたね」って褒めてあげればいいんです。
赤ちゃんは泣くのが仕事!
赤ちゃんは泣くのが仕事ってよく言いますよね。お話できないから泣くんですけど、泣くのは悪いことではないんですよ。
赤ちゃんにとっては体を鍛えていることにもなっているんです。泣くことは全身運動になるんですよ。
泣いている間は、特に肺をたくさん使っています。泣くと心拍も上がりますよね。心臓と肺をいっぱい動かして心肺機能を強くしています。
さらに声も出すので発声練習にもなっていますね。
これだけいろんなところを使っていれば疲れますよね。泣き疲れて寝るのも納得です。
だから、お母さんは「うちの子、泣いてばっかで困っちゃう」なんて思わなくていいんです。
「頑張って運動しているなぁ。たくさんトレーニングして強くなってね」でいいんです。
昼間泣いている時も「運動しておなか空かせてね。たくさん飲んで、ぐっすり寝ようね」と思えればいいですね。
赤ちゃんの夜泣きは放置してもいい?-まとめ-
- 虐待が頭をよぎるくらいお母さんの心が荒れていたら放置はアリです。
- 「放置」ではなく「見守る」スタンスで気持ちにもゆとりを持てます。
- 泣く=全身運動という意識で気持ちがラクになります。
うちの娘は夜泣き自体は2、3回しかしませんでしたが、夜間授乳の時に2時間ぶっつづけで泣きました。日に日に泣く時間は短くなりましたが、数日続くと母の心はすさみます。
他のお母さんも一緒です。私は「一人じゃない」って考えながら頑張りました。
心にゆとりを持って赤ちゃんと接することができるといいですね。