赤ちゃんが腕の中で寝てくれるとほっとしますよね。
ところが「さぁおろして自分も横になろう」なんて思って布団におろした矢先、急におめめぱっちりで「びぇぇぇぇん!」...
「こっちが『びぇぇぇぇん!』じゃ!いつまでこうなのよ!」ってイライラしちゃいますよね。
そこで今回は、そのイライラ経験者の私が『うちの子の背中スイッチがいつまで稼働していたのか』をお教えします。後半には背中スイッチとどう戦ったかも説明しますね。読めば戦いの終わりが見えて、ストレス軽減になりますよ。
そもそも「背中スイッチ」って何なの?
背中スイッチとは、『赤ちゃんがだっこ中に眠りに落ち、そのだっこから解き放ってお布団に着地した途端に目覚めて泣いてしまう』という恐ろしい赤ちゃんあるあるのことです。
『まるでスイッチが背中に装着されているかのように、床に触れた途端泣いてしまう』という例えですね。
寝付いた状況から、背中に温度の違うものや感触の違うものに違和感を感じて起きてしまったり、そもそも睡眠が浅かったり、お母さんと離れた不安から発動するものです。
子供についているスイッチで有名な「やる気スイッチ」がありますが、あれとは真逆の『簡単に押せるけどできることなら押したくないスイッチ』です。
うちの娘の背中スイッチが稼働し始めたのは...
「うちの娘の背中にも何やらついていそうだな」と思ったのは、生後1ヶ月もたたない頃でした。
新生児のうちから夜はよく寝る子で、無理やり1回は起こしておむつ替えと授乳をした記憶があります。
夜しっかり寝てくれていたからかもしれませんが、30分だけ寝て起きてっていうのを4~5セットするのが彼女の昼寝でしたね。
だから私も一緒にお昼寝してもすぐ起きるんです。おまけにその昼寝まで持ち込むのが例の憎き背中スイッチとの闘いでした。
おろして泣いて、おろして泣いて、やっと成功しても30分で起きるんです…寝るまでに30分以上使ってますよ!本当嫌になりますよね。授乳の次の悩みのタネでしたよ。
うちの子の背中スイッチ敏感期は3ヶ月頃まで!
「いつまでだったっけ?」と考えてもハッキリ出てこなくて、育児日誌にも書いてなかったので主人にインタビューしてみました。私は産後三か月から日曜日だけアルバイトに出ています。その間、主人が半日娘を見ていてくれているので、主人(以下「主」)の意見も参考になります。
私「娘の背中スイッチはいつまでありましたか?」
主「わかんないけど~、エルゴで昼寝をさせていた頃までだと思うよ?」
私「それってどれくらいの時期?私あんまりエルゴで寝かしつけてなかったからわかんないんだけど?」
主「夏はまだまだエルゴだったぞ。二人とも汗だくでやってたもん。」
私「ですよね。では生後半年くらいまでは確実にありましたかね?」
主「そうだと思いますよ。っていうか今でも車で寝て、おろす時とかすんごく気ぃ使ってるけどね。」
私「それはスイッチじゃなくて、ドスンってやったら誰でも起きるからでしょう?」
主「その違いがよくわかんないね。」
私「じゃあ丸めて寝かせてた時までかね?」
主「懐かしいな!それだな。」
ということで...
うちでは生後2週間から3ヶ月あたりがスイッチの感度がMAXだったという結論になりました。ちょうど寝返りを始めた頃でしたね。
その後は、スイッチはあるにはあるのですが、毎回ONになるのではなくだいぶ鈍感なスイッチに移行していった感じです。接触の悪さに喜ぶ回数がだんだんと増えていきましたよ。
授乳クッションで背中スイッチを回避しました!
「丸めて寝かせた」とか書きましたが、昼寝も夜も授乳クッションを使って寝かせていました。
妊娠中に自分で手作りしたんですけど、これがなかなか使えましたよ。
Cの字の形をしているんですけど、このCの真ん中の空洞部分に背中を入れ込みます。首と足がCの上と下のカーブの部分に乗っかる形になります。
頭と足が高い位置になって、おなかと背中が丸まったような状態になりますね。この形になるのがいいそうですよ。赤ちゃんがおなかの中で過ごした体勢に近づくので安心するんですね。
逆に、体を伸ばされる方がしんどいようです。確かに今まで丸まってたのを無理に伸ばされると嫌ですよね。だっこも丸まった状態なのでそのままの体勢をキープして着地できるのがよかったです。
さらに、生後2ヶ月くらいまでは、寝かせる少し前に湯たんぽをここに設置して、布団を少し温めてから寝かせていました。真似する方は熱くなりすぎないように気を付けてください。
うちではこの方法で背中スイッチに完全勝利でした。着地成功率が上がっていくことが、スイッチ消滅に繋がっていった感覚です。
背中スイッチ稼働期間は長くても1歳まで!
うちの娘の背中スイッチは生後3ヶ月頃までフル稼働でした。そこから生後半年頃までに徐々に感度が弱くなっていきましたね。
いろんな赤ちゃんがいると思いますが、私の周りの赤ちゃんも、だいたい1歳までにはスイッチが消滅していく子がほとんどでしたよ。
スイッチとの闘いはいずれ終わります。お母さんとくっついていたい証拠と思えればかわいいですよね。
授乳クッションを持っていないお子さんもいると思うので、それ以外の対策を少し紹介します。
座布団に赤ちゃんを乗せて、座布団ごとだっこします。寝たら座布団ごとおろします。これだと今までと温度や質感の変わる布団に気づかれずに寝ていてくれることもありました。
こんな手を使いながら、頑張って戦うのも、きっとあと少しですよ。
背中スイッチに負けないように頑張りましょう。